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芸術&グルメの秋のオルセー美術館♪~~~10月7日 [芸術鑑賞!]

20121007オルセー美術館レストラン3.jpg
オルセー美術館の中のレストラン

フランスでは、月に一度、第1日曜日にいくつかの国立の美術館・博物館が無料となります。

先月の第1日曜日には、私はロンドンの大英博物館でミイラを鑑賞していたので、今日がこちらに来て初めての第1日曜日となります。

でも、それに気が付いたのが今日の午前10時過ぎ・・・

慌ててガイドブックを見ながら何処に行こうか思案し、ルーブルは混んでいそうだから行ったことのないオルセー美術館に行くことに決めました。




それから慌ててシャワーを浴びて支度して、アパルトマンを飛び出したのは午前11時30分になっていました。


オルセーならこないだ乗った63番のバスだから、サン・ジェルマン大通りにバス停がある!と思い、サン・ジェルマン大通りに出たのですが、通りをみて「あれっ?」・・・
この通りは、一方通行で向きが反対でした。
先日この通りでバスを降りたのは、アンヴァリッドからの帰りだったからで、あちら方向へは別の道?
平行して走っている通りの、セーヌに近い方か遠い方か、どちらをバスが走っているのか迷ったのですが、近くに別のルートのバス停を見つけ、覗いてみました。
その周辺のバス停を示した地図があり、目的の63番のバス停は、エコール通りにありました。
って、私が数分前に通り抜けてきたところでした。。。

通ってきた道を戻って、エコール通りに出たら、直ぐにバス停が見つかりました。
いつも、人がたまってるな って思いながら通り過ぎていたバス停でした。。。
私のアパルトマンを出てから1、2分のところで、ずいぶん遠回りをして戻ってきました。
戻ってくる途中、バスが走って行くのを見かけたのですが、次のバスは8分後で、ちょっと時間を損した。。。

ところで、間違えて行ってしまったサン・ジェルマン大通りで、私は5、6人のおじさん達に道を尋ねられました。
たぶんドイツ語でオーディ・・・はどこか?と訊かれたのですが、何を尋ねられたのかも理解できなかったので、I can't understand. と言って別れた後に、電子辞書を持っていることを思い出しました。
で、バスを待つ間に調べたら、ホールはどこか訊かれたようでした。
この近所のホールなんて?? 第一、なんで私に訊くんだ? そんなの知ってるわけないのに。。。。。。。


バスに乗ってそんなにかからないうちにソルフェリーノのバス停に着いたのでバスを降りました。
ガイドブックには、メトロのソルフェリーノの駅から徒歩10分とあったのですが、バス停からは5分もかからないくらい近かったです。

でも、その後が大変でした。
月に一度の無料の日ということで、美術館前は人だかりがしていて、近づいてみたら、美術館に入るための行列に並んでいる人達でした。
結局、列に並んで40分ほどでセキュリティチェックを受け、中に入ることができました。
バスを降りたのが12時頃で、美術館前にたどり着いたのが12時5分頃、中に入ったのが12時45分頃でした。

私は中に入って直ぐに2階のレストランに行き、10人くらいの人たちが並ばずにバラバラでメニューを眺めているのをかき分け、お店の人に声をかけたら、直ぐに空いたばかりの席に案内してくれました。
私が中に入った後には行列ができていました。

ここのレストランはとても豪華な雰囲気のなかで食事ができます。
味はまあまあで、値段は、まあ場所代だと思えばよい程度です。
ここで、季節のメニューと赤ワインをグラスで頼み、ちょうど1時頃に昼食をとりました。

食事の後、下の階に降り、日本語のオーディオガイドを借りてから館内を見て回りました。

油絵って、近くで見るとこれが?って思うのに、少し離れてみるとても自然に描かれていて、絵心のない私にはただただすご~い としか思えません。
特に、印象派の画家が描く水面は、ずっと眺めていても飽きないです。

一番印象に残ったのは、誰の作だったか忘れましたが、ダンテの神曲をイメージしたという絵で、夫に殺された妻と恋人、特に妻の着ているドレスがとてもよく描けていて・・・
って、美術館に飾られるような画家の描く絵だからよく描けているのは当たり前ですが、とても布地の柄が綺麗でした。
たかが絵なのにこんなに綺麗! なんて思ってみていました。。。

もう一つは、1階にあった像で、寝そべった女性がとても切ない表情をしていて、あんな表情を見たのは初めてで・・・

彫刻について、オーディオガイドが面白いことを言っていました。
誰だったか作の像は、筋肉、神経、血管が自然でないと批評されて・・・と。
そういえば、大英博物館で見たギリシャの神殿にあった像などは、解剖学的にもとても正確に表されているのだとか・・・
ここでのどれだったかの像も、身体をひねって、骨盤の位置が傾いて・・・なのだそうです。
衣服を着ていると、ヒダとか布地の雰囲気を表さなければならないけど、だからって裸にすれば簡単かというと、そうでもないんだ というのが今日の感想です。
筋肉や神経や血管なんて直接見えるわけではないけど、それを前提に肉体を表すのって、やはり私には向かない世界のお話です。。。


17時半になったからとオルセー美術館を追い出され、セーヌ川沿いの道路に出てまた気づきました。
ここも一方通行で、帰る方向とは反対だ・・・
ラスパイユ通りまで戻ってバスに乗るのも面倒だったので、そのまま景色を眺めながらセーヌ川沿いに歩いてしまいました。
歩き疲れて足が痛くなり始めた頃にサン・ミッシェルに到着し、足を休めるためにブラッスリーで晩ご飯を食べ、アパルトマンに帰りました。

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